水だけなのに、こんなに美味しい「水出し冷煎茶」
暮らしにやさしい一服を —
祇園辻利がすすめる、「水出し冷煎茶」という新しい日常
梅雨のはじまりとともに、夏の足音も静かに近づいています。
冷たい飲みものが恋しくなるこの季節。
祇園辻利がこの夏、本気でおすすめしたいのが、「水出し冷煎茶」です。
水だけで手軽に淹れられる「水出し茶」や「コールドブリューティー」は、忙しい毎日の中にも、ほんの少しの丁寧さと、やすらぎを運んでくれます。
心地よい涼を感じながら、お茶の本質に触れる、そんな新しい日常のご提案です。
「水出し冷煎茶」ってどんなお茶?
通常のお茶は、お湯の温度や抽出時間に細やかな気配りが求められます。
特に上質なお茶は、その香味の繊細さゆえに、淹れ方一つで味わいが大きく変わってしまうほど。
一方、「水出し冷煎茶」は、水だけでゆっくりと旨みを引き出すお茶。渋みが抑えられ、まろやかで澄んだ味わいが特徴です。冷水による抽出だからこそ、宇治茶のもつ自然な甘みや香りが、やさしく広がります。
暑い季節でもお湯を沸かす手間は不要。茶葉と水をボトルに入れて冷蔵庫で約20分間置くだけ。入浴前に仕込んでおけば、お風呂上りにはご褒美のような一杯が完成します。
ペットボトルでは味わえない、ほんまもんの一杯を
市販のペットボトル入り緑茶は、たしかに便利です。でも、祇園辻利が目指すのは、ただの“冷たいお茶”ではありません。
私たちが大切にしたいのは、「茶葉から淹れることによる、お茶本来の力」です。
たとえば、緑茶に多く含まれるカテキンは、ポリフェノールの一種で、天然の抗酸化作用があることで知られています。このカテキンは、生活習慣病の予防や美容・健康への関心が高まる中、特に注目されている成分です。
京都府の調査によると、急須で淹れた煎茶には、ペットボトル緑茶の約1.4倍のポリフェノールが、さらにカテキンにおいては約2.5倍もの量が含まれているという結果が報告されています(※京都府消費生活科学センター調べ)。
つまり、同じ「緑茶」でも、淹れ方によって、私たちが体に取り入れる成分量には大きな違いがあるのです。
お気に入りのマイボトルに、自分で淹れた水出し冷煎茶を入れて持ち歩く。ほんの少しの手間が、暮らしに静かな豊かさをもたらします。2煎目はより軽やかに、午後の気分転換にもぴったりです。
私たち祇園辻利が提唱するのは、「お茶のある暮らし」。
喉を潤すだけではない、心と体に染みわたるような一杯を、暮らしの中へ。
水さえあれば淹れられる、祇園辻利の「水出し冷煎茶」のやさしい味わいを、ぜひご体感ください。